インタルス・ブスリス
推しポイント
インタルス・ブスリス(Intars busulis)はラトビアの個性派男性歌手です。舞台役者のような演技力と、力強いハスキーボイスが特徴です。
若い頃はやさぐれた風貌で、お笑い枠に入れられてもおかしくない強烈なキャラクターでした。しかし歌唱力は本物で、今風のロックからジャズやR&Bまで幅広く歌いこなすことができる実力派です。トロンボーンの奏者でもあります。
経歴
| 生年月日 | 1978年5月2日 | |
|---|---|---|
| 出身地 | ラトビア – タルシ | |
| 本名 | ラトビア語 | Intars Busulis(インタルス=ブスリス) |
| ロシア語 | И́нтарс Бу́сулис(インタルス=ブスリス) | |
子供の頃から音楽を学び、ラトビア国内の音楽大学を卒業しています。2001年から『cafee』というバンドのヴォーカルを務め、同時にオーケストラやジャズグループのトロンボーン奏者としても知られるようになりました。
2009年にモスクワで開催されたユーロビジョンで、ラトビア代表として”Пробка”というロシア語歌詞の曲で出場。準決勝まで進みましたが、政治的理由からなのか、黒歴史となってしまったようです。
当時の動画なら検索すれば非公式のが出てきます。かなり強烈なパフォーマンスで見応えがあります(笑)
それ以降もロシア語歌詞の曲とラトビア語歌詞の曲が半々くらいで、ロシア語圏全域で着実にキャリアを積み重ねています。
しかし2022年の軍事侵攻が始まって以降、ロシアやベラルーシでの公演活動はおこなっていないようです。
楽曲紹介
若い頃はキレッキレで、日本だと速攻でお笑い枠に放り込まれそうなキャラでした。黒歴史なのかどうかは知りませんが、公式チャンネルに当時の動画は見当たりません。まあ、単に画質の問題かもしれません。
“Синий рай” (シニー・ライ)
タイトル意訳:『青い楽園』
リリース年:2008
ラトビア語版タイトル:“Brīvdiena”
動画はロシア語版ですが、ラトビア語版もあります。ラトビアでは長期間に及んでヒットチャートにランクインしました。ラトビア語版のタイトルは“Brīvdiena”(ブリーヴディエナ)というタイトルで、『休日』という意味です。歌詞は“Tava rīta kafija”(タヴァ・リタ・カフィア)から始まりますが、これは『朝のコーヒー』という意味です…
もしかしてこれ、コーヒーのCMで流れてなかったっけ?
私の記憶違いかもしれませんが、いずれにせよ名曲です。
“Я тебя рисую” (ヤ・ティビャ・リスユ)
タイトル意訳:『君を描くよ』
歌詞については解説しなくても、タイトルからなんとなくイメージできると思います。この人は叶わぬ恋を謳い上げるのが上手です。
素晴らしい歌唱力ですね。ラストのほうで《Навсегда》(ナ・フセグダー)を連呼していますが、これは「永遠に」の意味です。
それにしても…花束渡した人、美人すぎませんかね
“Иду искать” (イドュ・イスカーチ)
タイトル意訳:『探しに行くぜ』
リリース年:2015
歌詞はロシア語ですが、曲は西側テイストです。いろんなジャンルの曲を歌いこなせて、かっこいいですね。ロシア芸能界の女帝アーラ・プガチョワもノリノリです。
“Nākamā pietura – depo” (ナーカマー・ピエトゥラ・デポ)
タイトル意訳:『次の停車駅は…車両基地』
リリース年:2017
歌詞は全てラトビア語です。“Brīvdiena”と同様、日本でも何かのCMで使われてそうな楽曲です。ロシア的な陰鬱さやラテン的な陽気さとも一味違う、無常観というか哀愁が漂っています。
もしかすると、こういうのがバルト民族らしさなのかもしれません。日本人とも価値観の類似点があるのかなと、勝手に想像してしまいます。