ヴレーミャ・イ・ステクロ
推しポイント
ヴレーミャ・イ・ステクロ(Время и Стекло)は2010年にウクライナのキーウで結成された、ラップ系男女ユニットです。
楽曲自体の売り上げはそこまででもありませんが、MVの再生回数は億越え連発のトップクラスです。ラップといっても、いわゆるHip-Hop系とは一味も二味も違います。
ユルそうに見えて奥が深い
一見すると『ユルい系』で片付けられてしまいそうな感じです。しかし実際は曲も映像も細部まで凝っていて、少しだけ世相を皮肉った内容になっています。
動画再生回数の女王
やはり、最大の魅力は『主役』であるナディア・ドロフィエワでしょう。モデル体型の美人でありながら、表情豊かな演技力と親しみやすい雰囲気を兼ね備えています。視聴者を映像の世界へ引き込んでくれることは間違いありません。
メンバーと活動歴
ポジティフことアレクセイ・ザヴガラドニーと、ナディア・ドロフィエワの男女ユニット。私は長いこと夫婦だと勘違いしていました。
活動歴
ユニット名は『時間とガラス』という意味で、元々はTV番組のプロジェクト名でした。2010年にウクライナの首都キーウで結成され、2020年に解散しました。
ポジティフ(Positiff)
ラップを担当している男性のほう。ラッパー兼コンポーザで、他のバンドやユニットも兼任しています。
| 生年月日 | 1989年5月19日 | |
|---|---|---|
| 出身地 | ウクライナ – キーウ | |
| 本名 | ロシア語 | Алексей Иванович Завгородний (アレクセイ=イワノビッチ=ザヴゴロドニー) |
| ウクライナ語 | Олексій Іванович Завгородній (オレクシー=イワノビッチ=ザヴホロドニー) | |
2017年、ロシア国内でのツアー中に「我が国」発言をして物議を醸したことがあります
ナディア=ドロフィエワ
(Nadya Dorofeeva)
センターで歌っている女性のほう。事実上、彼女のほうが主役です。いかにも東欧美女といった感じでスタイルも抜群。2017年にはMONATIKともコラボしています。
| 生年月日 | 1990年4月21日 | |
|---|---|---|
| 出身地 | ウクライナ – 東部 | |
| 本名 | ロシア語 | Надя Владимировна Дорофеева (ナディヤ=ウラジミーロウナ=ダラフィエワ) |
| ウクライナ語 | Надыя Володимирівна Дорофєєва (ナディヤ=ヴォロドゥムリウナ=ドロフィエワ) | |
2020年の解散後はソロで活躍していました。しかし2022年、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、ロシア政府から50年に渡る入国禁止宣告をされました。また、ロシア国内の音楽会場で彼女の楽曲を流すことも禁止されました。
早く戦争が終結して、再び両国で活躍してほしいものです。
楽曲紹介
歌詞は全てロシア語です。なかなか難解な歌詞で、直訳してもあまりピンと来ません。意味を理解しようとすると、かなり想像力を働かせる必要があります。
最初はあまり深いものを求めず、頭を空っぽにして動画に集中しましょう。何度か聴いているうちにクセになり、嫌でも脳内再生してしまうでしょう。
“На Стиле” (ナ・スティーレ)
リリース年:2016
タイトル意訳:『スタイリッシュに』
全盛期のヒット曲。なぜ旭日旗なのかよくわかりませんが、歌詞とは関係ないので気にしてはいけません(笑)
“私たちヴレーミャ・イ・ステクロはスタイリッシュでポジティブです!”
そう、まさにヴレーミャ・イ・ステクロのテーマ曲と呼べるでしょう。
“Back2Leto”
(バック・トゥー・レータ)
リリース年:2017
タイトル意訳:『夏へ逆戻り』
他の曲とは少しテイストが異なり、ラップ色は薄めです。 おそらくマンネリ打開を狙ったのでしょうが、ヒットには至っていません。
色々狙ったのでしょうけど、ちょっと目がチカチカしか見にくいですね。ところどころ日本語らしき文字が出てくるので、親近感を感じて貼り付けてしまいました。
“Тролль” (トローリ)
リリース年:2017
タイトル意訳:『ネット荒らし』
《тролль》とは、英語ネットスラング《troll》(トロール)のことで、SNSやネット掲示板における『荒らし』や『釣り』のことです。
ネット荒らしの女性を手玉にとる男性がリプライするシーンを思い描いてください。
“君は荒らしなんかじゃないよ。僕にとっては痛みが快楽なんだよ、可愛い子猫ちゃん!”
“Имя 505”
(イーミャ・ピッソートピャーチ)
リリース年:2015
タイトル意訳:『名前505』
MV再生2億越え(2022年9月時点)の大ヒット曲です。
数字としての505(ピッソート・ピャーチ)と、「何度も何度も」という意味の《опять и опять》(アピャーチ・イ・アピャーチ)を掛けています。
大事な人と喧嘩して仲直りしたい時に聴くと良いでしょう。
“何度も何度も喧嘩したけど、お互いの名前を心に刻んで仲直りしたわね。”
“Е,Бой” (イェー・ボーイ)
リリース年:2018
タイトル意訳:『eボーイ』
『eガール』は、元々は電子機器やSNSの世界に没頭している女子を指す意味だったのが『サブカル女子』的な意味に転じたものです。
なので、タイトルは『サブカル男子』の意味です。ロシア語で《e》の発音が「イェー」なので、英語の《Yeah, Boy!》にも掛けています。