ヴァレリー・メラーゼ
推しポイント
ヴァレリー・メラーゼはジョージア(グルジア)出身、ロシアで活動する大物男性歌手です。兄のコンスタンチン・メラーゼは大物プロデューサーで、彼の楽曲は全て兄が作曲しています。
ちょいワルおやじキャラに似合わず美声の持ち主です。もし『なりたい声ランキング』があれば、私は迷わずこの人に一票投じます。ライブで観客を乗せるテクニックや、バック奏者との連携プレイも見事です。
この人のカタカナ表記は非常にブレやすいです。バレリーだったりワレリーだったり、メラジェだったりメラッツェだったり。結局何が正解なんて無いので、当サイトでは日本人に覚えやすそうな「ヴァレリー・メラーゼ」を採用します。
経歴
| 生年月日 | 1965年6月23日 | |
|---|---|---|
| 出身地 | ジョージア – バトゥミ | |
| 本名 | ロシア語 | Валерий Шотаевич Меладзе (ヴァレリー=ショタエヴィッチ=メラッヅエ) |
| ジョージア語 | ვალერი შოთას ძე მელაძე (ヴァレリー=ショタ=ゼ=メラッヅエ) | |
芸能歴
1995年、ロシア芸能界の女帝、Alla Pugacheva(アーラ・プガチョワ)に気に入られてロシアデビュー。以来、順調に歌手としてのキャリアを積み重ねます。
2010年頃が人気のピークで、一時期は「歩くヒットメーカー」とも呼ばれました。しかし、近年は声も人気も劣化気味です。
2019年リリース«Чего ты хочешь от меня?»は久々のヒットとなり同年日本で開催されたラグビーW杯で使用されましたが、これが物議を醸しました(詳細は後述)。そのせいかどうかは不明ですが、その直後に故郷ジョージアの国籍(市民権だったかもしれない)を取得しています。
職歴・婚歴
歌手デビュー以前はウクライナの造船所で技術者として勤務していた為、前妻はウクライナ人です。2017年に彼らの娘がイギリスのユダヤ系財閥の御曹司と結婚した時は、欧州各国で割と大きく報道されていました。
2014年に前妻と離婚。同年、兄がプロデュースする3人組ユニット『Nu Virgos』のメンバーであるアルビナ・ジャナバエワと再婚しました。長年の不倫の末の再婚だったので、かなり世間からバッシングを受けたようです。
2022年以降
2022年2月、例の軍事侵攻を非難したことによって、ロシア政府から公演活動禁止処分を受けています。
2023年8月時点では、ロシア国外で公演活動をおこなっているようです。
楽曲紹介
“Небеса” (ネベッサ)
タイトル意訳:『天国』
リリース年:2010
2010年の大ヒット曲。日本の懐メロに似た感じで、シニア受けが良さそうです。
余談ですが、20年以上前に日本のTVで、これと似たような内容の短編ドラマがあったような記憶があります。
“Побудь со мной”
(パブージ・サ・ムノイ)
タイトル意訳:『僕の側にいて』
リリース年:2011
前年大ヒットした”Небеса”(ネヴェッサ)と似た系統の曲ですが、個人的にはこっちが好みです。ちょっとベタな感じもしますが、編曲が上手いせいか、日本の歌謡曲にペルシアの民謡をミックスしたようなかんじでカッコよく聞こえます。
“Вопреки” (ヴァプレキ)
タイトル意訳:『それなのに』
リリース年:2008
ロシアと彼の故郷、ジョージア(グルジア)の間で戦争があった頃の曲です。歌詞そのものには直接的な反戦メッセージは含まれていませんが、映像を見るとその線が濃いです。
“Иностранец”
(イノストラネッツ)
タイトル意訳:『外国人』
リリース年:2005
どこへ行っても外国人扱いされてしまう自身の境遇を歌っているように思えます。いろんな民族衣装の人たちが登場するので映像だけでも楽しめます。
“Чего ты хочешь от меня?”
(チヴォー・トゥィ・ホチェシ・アト・メニャ)
タイトル意訳:『僕に何を求めるの?』
リリース年:2019
2019年のヒット曲。同年日本で開催されたラグビーW杯、ジョージアの試合でこの曲が使用されました。これに対してジョージア側の監督が「なんでロシア人歌手の曲が使われてるんや」と運営側に対して抗議するという一幕がありました。
例え話ですが、日本生まれの日本人がアメリカで歌手デビューして英語歌詞の歌で大ヒット。そして、それが日本チームの応援歌として使われたらどう思うでしょうか?
私の場合は、そんなに気になりません。ただ、こればかりは人によりけりだと思います。
あまりこの類の話に深入りするのはやめておこう
“Се ля ви” (セ・ラ・ヴィ)
タイトル意訳:『セ・ラ・ヴィ』
リリース年:2003
ひと昔前の曲なので画質と音質が良くないのが残念ですが、個人的に一番好きな曲です。「セ・ラ・ヴィ」は元々フランス語で、「仕方ないさ・・」みたいなニュアンスの俗語です。
“勝てば官軍負ければ賊軍・・・
こんな世の中だから仕方ないさ、許してくれ。”
美声でちょいワルキャラの人が歌うと説得力があります。
“Параллельные”
(パラレルニエ)
タイトル意訳: 『パラレル』
リリース年:2008
ちょいワル・メラーゼのキャラ全開な映像です。3:30あたり、あからさまに多次元配列なので笑えます。
“Я не могу без тебя”
(ヤ・ネマグー・ベス・ティビャ)
タイトル意訳:『君なしでは生きていけない』
リリース年:2002
ひと昔前の楽曲ですが、ライブ動画は2011年頃のものです。曲名通りの熱い想いが伝わってきます。
口パク疑惑でよく騒がれる(しかも本人もそれをあっさり認めてる)人ですが、これは間違いなく生歌でしょう。背筋をピンと伸ばして全身から声を絞り出すような歌い方で、音楽の教科書に載っても良いくらい理想的な発声方法です。
“Сэра” (セーラ)
タイトル意訳:『セーラ』
リリース年:1995
こちらもデビュー初期の楽曲ですが、ライブ動画は2011年頃のものです。リリース時の音源よりも、この頃のライブ音声の方が力強くてかっこいいです。
バックで演奏しているメンバーは20年以上ほぼ固定で、そこいらのバンドよりも結束力があります。
“Красиво” (クラシーヴァ)
タイトル意訳: 『美しく』
リリース年:1999
まだ若い頃のヒット曲です。いわゆる万人ウケ路線の曲ですが、飽きが来ません。今でもライブでほぼ毎回、この曲を歌っています。